3分で17.1pips上昇。その5分後、ドル円はどうなったか
3分で上がったドル円が、その5分後には少し押し戻された。そこで観察を終えると、1時間後に残った値動きまではわかりません。
2026年10月15日23時42分から23時45分、ドル円は157.879円から158.050円へ上昇しました。ビジFXに保存された初動は17.1pipsです。その後を、同じ価格系列・同じ基準で追ってみます。
60分後は+9.4pips。
どちらも急変の「計測終了値」との差です。5分後にも、急変の開始値よりは14.4pips上にいました。
下がったように見えるとき、どこからの変化か
23時50分の価格は158.023円。23時45分の158.050円から見ると2.7pips下です。一方、23時42分の157.879円と比べれば、14.4pips上です。
同じ158.023円でも、「直前の上昇から少し戻した」と「急変前の水準まで戻った」では意味が違います。今回の5分後は前者でした。
スマートフォンでは表を横に動かして、開始値・終了値の両方からの差を確認できます。
| 観測時点 | 日本時間 | ASK終値 | 終了値との差 pips | 開始値との差 pips |
|---|---|---|---|---|
| 計測開始 | 10/15 23:42 | 157.879円 | — | 0.0 |
| 計測終了 | 10/15 23:45 | 158.050円 | 0.0 | +17.1 |
| 終了1分後 | 10/15 23:46 | 158.062円 | +1.2 | +18.3 |
| 終了5分後 | 10/15 23:50 | 158.023円 | -2.7 | +14.4 |
| 終了15分後 | 10/16 00:00 | 158.076円 | +2.6 | +19.7 |
| 終了60分後 | 10/16 00:45 | 158.144円 | +9.4 | +26.5 |
15分後に初動の終了値を上回り、60分後も上に残った
日付が変わった0時00分は158.076円。計測終了値より2.6pips上でした。0時45分には158.144円となり、終了値より9.4pips、開始値より26.5pips上に位置しています。
この記録から言えるのは、5分後に押し戻された局面があり、その後の15分・60分の観測では初動の終了値を上回ったということです。「1時間ずっと上がり続けた」という意味にはなりません。
55.0%は、次も上がる確率ではない
元の急変ページにある「1時間後の続伸率55.0%」は、終了後の続伸9.4pipsを、初動17.1pipsに対して比べた大きさです。9.4÷17.1×100を小数第1位に丸めています。
これはこの1件の値幅の比率です。55%の人が勝った、次も55%で上がる、といった意味ではありません。売買の損益を計算した数字でもありません。
材料も、時刻と確認状態を分けて読む
元ページには、急変前の米PPIに関する報道へのリンクがあります。ただし、材料と原保存版の一致は未確認、因果関係は未特定と表示されています。本記事も「PPIがこの急騰を引き起こした」とは結論づけません。
価格の記録がそろっていることと、原因がわかっていることは別です。まず、何時にいくらだったか。そのうえで、どの情報と照合できるかを確認します。
ビジFXで確かめられること
急変直後の値幅に加え、1分・5分・15分・60分後にどこにいたかを、時刻とともに確かめられます。今回のように「戻した」と感じたときも、開始値に対する戻りなのか、終了値に対する押し戻しなのかを分けて見られます。
値動きの印象を、同じ基準の記録に置き換える。そのための1例です。
対象は選んだ急変1件です。過去全体の傾向や将来の確率を表すものではありません。スプレッド、売買の約定、手数料、注文条件を含む検証は行っていません。
この事例の出典と時点
対象:2026年10月15日 23:42〜23:45 JST。急変1件と、その終了から60分後まで。
価格:GMOコイン 外国為替FX Public API由来のASK・完成1分足終値。MID、BID、約定値や別提供元の価格とは混ぜていません。
検知時刻と計測開始時刻は別です。元のページに表示された観測版:2026/10/16 00:45:00 JST。元の公開ページの照合時刻:2026/10/19 07:36:14 JST。
元ページは連続記録64点・欠測0点と表示しています。本記事が取り出した1分・5分・15分・60分の4時点にも欠測はありません。連続記録全体の独立再計算や、分内高安の検証はしていません。
材料の原因は未確定。報道の近さだけで価格変化の原因を決めていません。